中華系マレーシア人の結婚式はお茶会!?
国が違えば、結婚式の様子も違う。そりゃそうだ、と思っていたけど、いざ当事者となるとその違いにビックリ。
日本では、❝午前中に挙式→お昼から披露宴→夕方から二次会❞ですよね。最近では、盛大な結婚式ではなく、小規模な結婚式も多くなってきましたね(私は小規模な方が好き)。
中華系マレーシア人の挙式・披露宴はどんなものなんでしょう?
なんと、数日がかりです(汗)
① 式の前日、新郎新婦は一緒の家で過ごしてはいけない。
② 式当日、新郎とその友人が、車で新婦の元へ迎えに行く。
③ 新婦宅にて、新郎達がミッションを遂行する。
④ お茶会(ティーセレモニー)を行う。
⑤ 夜から、新郎家族主催のディナーパーティーを行う。
⑥ 別日の夜に、新婦家族主催のディナーパーティーを行う。
ステップ多くない?(真顔)
②では、新郎は車をこんな風に、リボン等で車を飾ります。
③では、新郎は直ぐに新婦に会えません。新婦とその友人が用意したミッションをクリアしない限り、結婚は出来ない・・・!どんなミッションかというと、“パン食い競争”や“小麦粉の中から手を使わずに飴を拾う”といった可愛いもの。インポッシブルな試練ではありません。まぁ、実際ミッションに立ち向かうのは、新郎の友達なんですが。
④のお茶会が、一番重要!
このお茶会が、結婚式に当たるのでビックリ!新郎新婦は新郎のご先祖にお祈りをし、自分達より年上の親族からアンパオ(お祝儀のこと)を頂き、そしてお茶を注ぎます。反対に、自分達より年下や未婚の親族にはアンパオをあげ、お茶をもらいます(お腹ちゃっぽんちゃぽん)。どこでお茶会をするのかは、各家庭で考えが異なるので決まったルールはないようです。
⑤と⑥のディナーパーティーは、日本でいう披露宴に当たります。2回も行われる(大変)。ディナーパーティーのメイン人物は、新郎新婦というよりは、その親だと感じます。「我が子がこんなに立派になったよ!」みたいな。その証拠に、ディナーパーティーの招待状には、新郎新婦だけでなく、その親の氏名も記載されるんです。日本ではあり得ないと彼君言ったら、ビックリされちゃいました。
もちろん、全ステップをこなす訳ではなく、一部省略したり、簡素にする中華系マレーシア人もいます。
誰得ですが、私は③と⑥を行いません(笑)